sixtyseventh.diary

とりとめはない

2022-05-17 19/33

今日は強い決意で家から出た。琉球展に行った。

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開催前から気になっていたし、本当に行ってよかった。私は、琉球のことを何も知らなかった。しまじまの暮らしを。

琉球処分があって、首里城が荒廃しかけたところで奔走した人々がおり、なんとか整備し続けていたり、琉球の文化を研究したりしていたところで、戦禍は襲い、私達は何も知れない。

東京国立博物館に行く道すがら、私自身は、真実を知りたいのか、何が真実か考えていたいのか、どちらなんだろうと考えていたが、いずれにしても、真実が、事実が、歴史が、埋め込まれた生活が、消失していいとは到底思えず、先の世界大戦を酷く恨むのである。そして、今も世界のいくつかで燃やされ灰になる文化を思い、胸が痛くなる。

琉球、そして沖縄や奄美の歴史はあまりにつらい。まだ詳しくは知らない。海の真ん中だった琉球王国は、日本の端に置かれ、占領され、日本に「返還」されてもなお、どうにもならない社会の軋みを受けている。本島のはずれでも、奄美でも、沖縄本島とはまた違う軋みがあるだろう。私の曾祖父にのぼっていくと、ルーツはおそらく宮古にあるので沖縄本島が沖縄、琉球だという気持ちにもならない。

せめて、私は、生涯、自分のルーツである琉球に思いを馳せるし、折に触れて知ろうとしよう、と思う。アイデンティティというにはおこがましいが。琉球の文化がなければ、私もいなかっただろう、と思う。戦争がなければいなかったのと同様に。祖父は、満州引き揚げで鹿児島にいかざるを得なかった口だ。

昼ご飯を食べ、本を読み、帰宅して荷物を持ってSアトリエへ。決して満足してはいないが、日曜日より描いていて楽しかった。先週の火曜日ほど疲れ果てていないのは、よくもわるくも。ゾーンに入る的なことがあるのだ、なにかに熱中すると。


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キャンプの気分で。とモデルさんがおっしゃっててなんか楽しい気持ちで描いた。

IQを計測して一年近く経ったように思う。結果的に、私にはよかった。私ばかり辛い気がする原因のひとつが分かったから。ちょっと手や気や脳みそを抜いても、あんまり、社会水準的には迷惑をかけなそうだなと思えて気が楽になった。IQが高いほうだと分かってよかった。どちらかというとかなりギリギリのASD傾向や、もはや薬まで出され始めたADHD傾向とどうやって生きていくかは難しく、発達障害の傾向なんて考えたこともなかったからしみじみである。ASD傾向はかなり社会で生きていくのにかせではあって、なんだろう、職場にASDっぽい人だけいたら楽なんだろうな、と思う。ムカついたらムカつくっていうし、ムカつかせてしまったら謝る機会がほしい。わからないものはわからないんだよ。