モンドリアンの新造形主義に関する文集を読んでいた。彼の信念を理解しきれたとは到底言えないものの、まず、新造形主義自体の完成はしきれていない・発展も芳しくないのではないかと2024年現在、感じる。モンドリアンの絵画作品が斬新であり、なおかつデザインの文脈でも取り入れられてしまったがゆえに、その表象を超えた(または表象につつまれた)思想にまで大衆(つまりわれわれ)の関心が伸びきれなかったのかもしれない。彼の作品を「分析」することは、あるいは無であり、彼の実践は何の実践であったかということにフォーカスされているのかどうか、個人的に甚だ怪しく思っている。それがほとんどなのだが、あとは、その普遍性の究極があるといったアイデアは、アインシュタインの特殊相対性理論(1905)さらには一般相対性理論(1915-1916)と無縁ではないだろう。新造形主義に関する第一論考についてはこれらの5年ほどあとに生まれている。「画は建築より価値が低くなければならないか」で相対性理論という言葉が出てきたはずだが、ブラヴァツキーの神智学ほどではないにせよ、何かしらの影響があるのか、と驚いて声を上げた。どれくらい新規性のある思想か、今の時点で私には分かりかねるが、どういった流れの中でこの思想(関数的な思想だと思う)が現れ、そしてどの流れに組み込まれていったか、あるいは強く拒絶されたか、そういったことは研究してみようかという気になった。
子供が入院し、あるいは水ぼうそうにかかり、かなりてんやわんやなのだが、それについて書く時間と脳のやる気があまり出ない。とにかく、いま、自分の時間を啜って過ごしている。
