小学4年生になった娘には、いろんな学校を知って、中学生活というものの想像をしてほしい。壮大に言えば、中学受験というものにビジョンをもって取り組めるよう云々というところにもなろうが、そこまで大それたことを語るまでもない。小学4年生には中学生というものが分からない。
とはいえ、親としてはぜひともおすすめしたい学校のひとつやふたつ、ある。最初に見た学校を親と思う可能性もある。

4月、5月と学校説明会に複数出かけた。ひとつは合同説明会のようなもの、ほかは単独で開催されているもの。いずれも実際の生徒さんが参加されているものだ。土日、学校がおやすみであろう日に申し訳ない……送り出してくださったご家庭にも感謝……と内心思う。学校が休みの日に学校に行かせるために家を稼働させてくれた家庭がきっとあるはずなのだ。
複数の学校や生徒さん、学校紹介のパンフレットを比較して、校風について2つ、気づいたことがある。
カバンやセーター・ベスト類の服が指定の学校は珍しくない
私の通っていた中高は制服と体操服は定まっていたが、カバンもセーターの類も靴もコートも指定ではなかった。しかし、それはどうもメジャーではないかもしれないのだ。カバンもセーターの類も靴もコートも指定の場合、めちゃくちゃ出費が痛いのでは、ということをリアルに考えるようになった。カーディガンなんてユニクロで買えばいいじゃん。コートだってなんだっていいじゃん。そういうものでもないらしい。
そのうえ、様々なコーディネートが可能! と来ると、財布係としてはクラっとくる。お金がかかるのでコーディネートするな、とも言えない。様々なコーディネートを可能にするならもう私服でいいのでは……。靴下複数種類指定なんてみるともうややこしい。
髪型にやんわり指定のある学校も存在する
染髪を(なぜか)禁止する学校は多い。私の通っていた中高もそうだった。しかし、パーマを掛けたり、ヘアアレンジしたりするのは大丈夫だった(と思う)。
ある程度の長さになった場合には、髪の毛を結ぶよう定められている学校が未だにあるとは思わなかった。もしかしたら、男子はツーブロック禁止が本当に存在するのかもしれない。暑くても、それがスタイリングなのであれば頑なに髪の毛を結ばないのが(一部の)女子高生というものだ。デジタルパンフレットをめくってもめくっても髪の毛をおろした生徒が出てこない場合、それは、「面倒見の良い」学校である可能性が高い。

ちなみに、学習院女子中・高等科は髪の毛をおろした生徒がそれなりに出てくる。雙葉中学校・高等学校も。こうした名門校でも出てくるのに、外部広報媒体に出てこないというのはつまり、相当の「面倒見の良さ」があると思う。このあたりの感覚は家庭によって異なるだろうから、何がいい悪いというのではなく、よくご覧になるとよろしい。
他にも分かることは色々あるが……
基本的には学校が休みにも関わらず駆り出される生徒さんというのは、学校の中では学校への帰属心がそれなりにある生徒さんだと思う。彼・彼女らの振る舞いというのは、大いに参考になる。
中1のとき、国語の先生が「典型的」と「類型的」の違いを話していた。学校の大人の話す生徒像は「典型的」な生徒像であるかもしれないが、駆り出された生徒さんは割と「類型的」な生徒さんであると考えることに一定の理がある。それらがどの程度どういう方向性で幅のあるものかが学校によって違う。その違いを感じることに学校説明会の良さがあると思う。
学校選びについて、他にもいろいろ書き留めたいことはあるが、この2つはここ最近思い知ったことなのでぜひ皆さんにお伝えしたかったのだった。
2024年のニコラの記事も興味深い。校則は厳しくても運用がゆるめ、などもあるので、このあたりは本当によく眺めてみないと分からないのである。



