sixtyseventh.diary

とりとめはない

2024-04-19

手取りが11万円しかなくて、何も出来ないじゃん!!!! と焦る夢を見た。夜中数回起きて咳をしたり鼻をかんだりと休まらなかったせいかもしれない。手取りは流石に11万円よりある。

そんなわけで引き続き頭部のあからさまな倦怠感が続き、仕事にならない。郵便局からレポートを提出し、かかりつけに通院し(メンクリ)、帰ってやすむ。日本美術史の教科書を読んだり、課題になっている作品について調べているうちに、なんで絵巻ができたかとか、なんで絵を入れ始めたのかとか気になって、途中途中、寝る。さほど回復せず。昼ご飯も用意する気力がわかないので、寝たり文献を探したりする。

課題になっている作品を鑑賞する方法がかなりなくて途方に暮れている。でかい作品なのでインターネットで見る気になるのもなぁと思いつつ、結局そうなるかもしれない……。

晩酌。鼻が詰まっているのでよくわからない。夫と日本絵画は逆説的に「明かるい」のではないかという話になる。近代に入り西洋画が本格的に持ち込まれる前の日本絵画は、陰影を「つけなくてはならないもの」と認識しているのではなく、むしろそれは意識されないものとしてあったのではないか。緯度が西洋画の本拠地と違うからではないか。そんな話をしていた。あるいは、絵画材料の粘度が異なるゆえに支持体を立てられるか立てられないかという違いも影響している可能性はある。日本こそ陰影が重んじられていたのだとしたら、それは空気のように常に存在しているからで、ものを成り立たせる要素として認識されるべき風土ではなかったのではないか。いまこそ『陰翳礼讃』を批判的に読む機運が高まっている気がする。だいたい、東京とパリでさえ、日の出・日没時間がぜんぜん違うのだ! パリは冬至の日の出は8時だし、夏至の日没は22時前らしい。そんな地域に暮らしている生き物と、情景的な美的感覚が同じわけないじゃん! と思うのである。

それはそれとして風邪がさほどよくならない。土日でどうにかなってほしい。鼻づまりで頭がいたい。