sixtyseventh.diary

とりとめはない

2019-09-21

はてなブログの更新をしばらくしてねえぞ,というメールが来たので何か書くことにする。

財務の勉強をしてみている

いくつかの書籍をあてに知識をつけてみた。階層として,経理=>会計=>財務という順での習得順番があるような気がしているが(何が何でも全部そう,というわけでもないし,経理が偉くないとかそういうこととも違う),この順番の後ろに来るほど「で,その組織にとってどう伝えたいんだっけ?」というところにフォーカスしていかないと,意味のわからない机上の数値が出てくる。そしてそれがカネベースのために,なんだか他の数値より「ほんとう」な感じを誘発させると疑っている。

お金に色がないように,組織のあらゆる経済活動も色はついていない。そこに色をつけていくのが経理であり会計であり,その数値を元にイラストレイトしていくのが財務であり,というのが私の予感である。会計がAccountingと言われることを考えても,事業会社の財務はxxx for Financeなのであって,Finance(カネベースで語ったときの資金調達)は手段に過ぎないのだ。カネベースで何を語りたいんですか? というところは深遠な問題だし,とっても(本来は……)シンプルな方がいい。儲けたいから資金調達して事業に投資したい,じゃ,海千山千の投資家やバイサイドに勝てるわけないわな,そりゃ儲けたいなんて当然だろっていう話になってしまう。

好きなSaaS(管理系)

会計freee

回し者か,と言われてもしょうがないくらい好き。ここから経理を始めたというのもある。他と比べてどうこうみたいなことはあまり知らない部分もあるものの,freeeがあると基本的に補助簿作成しなくて済むな,というのと,出納まわりがめちゃくちゃ楽だというのが素晴らしい。元来の簿記の概念に寄り添わないで,スモールビジネスのためにそばに立っているなあという感じがする。まあある程度大きくなっても耐えられると思うけど。「freeeじゃ上場できないんじゃないの」にはいつも反論しているのでfreeeからそろそろ呼ばれるころである。エヴァンジェリスト。嘘ですすみません。

smartHR

最近,従業員30人以下まで無料プランを開放というすごい施策をやってきたsmartHR。お金かかっても使いたいツールなのに……と思ってびっくりした。とにかく,労務周りの書類仕事がめちゃくちゃ楽になるので,社労士にぶん投げでもしない限り入れない理由はないと思う。他の業務もできるし労務も若干わかっている人がいればsmartHRだけで大体完結するので,コスパ最強。労務関連の情報も信頼出来そうなところがよい。他のSEOばりばりブログだと本当かどうか怪しいし,裏取る暇があったら最初から厚労省とか労基署とかのサイト見たほうがまし……。

ちなみに,ただの私の感想なんですが,無料プラン開放の目的はユーザー拡大だけではないのではないでしょうか。一人あたり600円程度だったかと思うが,600*31=18,600円以上とれる会社に,ユーザーサポートを厚くしようという,CS対象の絞り込みもあるんじゃないだろうかと少し思っています。30人未満だと社労士もついていないし,労務専任がいるわけでもないし,あれもないこれもない事業所のサポートをするのは結構大変そう。ぐぐってくれよーみたいな質問が来たり,そこまで個別案件によりそったことには答えられないよーみたいなことがあったり。そうすると,30人を超える事業所にプラスアルファのユーザーサポートをして,そのサポートについての満足度を上げる……対象を絞った上でよりハイレベルにする,みたいなことですね。それが出来た方が会社として成長幅が大きくなるんじゃないかしら。みたいなことを価格に対して思ったのでした。

ただの身勝手な感想なので,smartHRさんの事業戦略を詳しく紐解いたりはしていません。あと,いずれにしても本当に便利なツールなのでおすすめしまくりたいです。

kibela

ナレッジのストックツール。esaとかconfluence(だっけATLASSIANのあれ)とかも気になるけどちょっと高そうなのでよく知らないです……。kibelaがいいのはどんどん改善していてワクワクするところと,ストックツールとして使うには必要最低限の機能を具備しているところ,直感的に使いやすくてmarkdownでさっさと書けるところが好きですね。木部さんかわいいし。他にもいいツールあるよ!!!! と言われそうですが,アウトプットツールってもう「好き」「気にいる」に尽きると思っているので,私はkibelaの成長をこれからも応援している,というところです。がんばれkibela

まとめ

SaaS(なのか?)についてはやっぱり若い会社ががんがん改善しつつ走らせているのもあって,ユーザーになるのが楽しいです。尤も,イケてなさそうなツールを使うと,使えなくなった/移行したくなったときのコストがかかるので,そこも込みでの検討がチームには必要ですが。VCみたいにお金を投資することは出来ないけど,ユーザーとして仕事時間を投資して,成功体験をいろんな人に言える(プロダクト価値を伝えられる)醍醐味があるので,成熟したツールよりは若くてユーザー満足のために改善してくれているツールを使っていきたいなと思っています。何かおすすめがあれば適宜おすすめしたいですね。

封筒が結構集まってきている

有志からのご協力ももちろん,官公庁への直接アタックが功を奏して,意外な封筒(ってなんだ?)が集まってきています。それをさばききれていないのは私が時間をうまくやりくりしていないからなのですが……。いやぁ,集まるほどに面白く思いますよ,封筒。コミケットコミティアに応募しているので,当選したときのためにぼちぼち色々進めていくぞ。