sixtyseventh.diary

とりとめはない

2022-02-10 帷子ノ辻 夢がらんどう

朝起きて、肩から腕周りの軋むような痛みと、頭痛と寒気に気が滅入る。熱を測ると37.8℃と高めだったので仕事は休む。

一日を通して38℃にはならなかったが、37.5℃を下回ることもないという微妙な体調。痛みも波があり、今結構元気だなぁという時間帯と、体がしんどいという時間帯がばらばらやってくる。基本的には座って本を読むのがちょうどいい体調で、ちょっと頭痛がしてきたら寝てみたりしていた。

夜はホワイトシチューをつくる。使ったサツマイモが思いの外甘くて、オヤツかよと思ったけどまぁ上手くできた。豚ロース? 生姜焼きによく使うであろう肉を入れたらさっぱりしていい感じ。生姜焼きはあんまり好きじゃないからよく知らない。だって玉ねぎ入ってることあるじゃない。

明日は娘のピアノの発表会で、まず検問で弾かれる体温にならないこと、体の痛みが少しでも引くこと、積雪が酷くならないこと、色々願わないとならない。ピアノの発表会というものに初めて参加するので、いささか緊張。娘はさらなり。

 

そうではない、と弁明を何度も繰り返していたが、しかし、なんとなく衆愚思想を克服まではしきれてないんだろうなと思って読んでいた。私たちはバカ、という風に一人称複数形にすれば、大衆を衆愚と思っていないというわけではないだろうと思う。理性は自己の外側にこそ宿るというような話には納得。引用・言及されている本を読むための本かもしれない。あとは、結局著者は何を言いたかったのか、何を見つけたのかが執筆時の世情も相まってかあんまり伝わらなかったかもしれない。装丁が寄藤文平なのにイラストがなくて、そういうこともあるんだなと。

 

結構面白かった。あるいはもう少し技巧的だと私ごのみなのだが。作者が外国人かどうかは気にせず読み進んだが、マルチ言語の境目というのがとても、私には体験できない感覚なので非常によかった。他にも作品出てるのかな? 「文藝」が好きそうと思ったけれど講談社なのね。