sixtyseventh.diary

とりとめはない

2022-04-19 夕闇を駆け出す生き物が

就学前の学年ということで、年長児向けのなんか、そういう説明会があった。区の教育方針や、小学校までに必要なしつけ、心がけのような話。

私は、そもそもの話をすると、自分の過ごした神奈川の公立小学校のことを一切よく思っていない。災厄だったとさえ思う。慕うことのできる教員もいたが、小学生の時でさえ尊敬できない教員が複数いた。性加害を加えてくる教員、勉強ができることをやっかんでくる教員、それぞれ複数いた。私は賢かったので勉強についてはひけらかしてもいないのに。性加害といってもそう酷いものではないが、スカートをめくる、ふたりきりになりたがる、というようなまあまあ渋い経験がある。

そういうこともあり、単なる公立小学校に信頼感がない。なので、娘は国立小くらいは受験させる予定である。抽選が大きく絡んでくるので、お受験予備校もがっつりとはいかせないし、結局地元の小学校に行く可能性もある。それでも、可能性をはなから潰す勇気はないし、そこまで地元の小学校をまだ信じていない。

今日も割とどんよりした気持ちで話を聞いていた。掃除の文化が日本の誇れるものである、朝食をとっている子供は成績がいい、箸の持ち方が重要である、謎の区の副読本……。悪いことだけを今言っているが、どんよりした。そう、小学校には道徳という授業もあるのだった。

道徳を教える資格はあろうが、果たして小学校の教員すべてにどういう倫理観が個々にあり、規範意識をどう伝えるのかまでは私には審査できない。なぜルールを守るのか、なぜきまりがあるのか、どうしたらきまりは変えられるのか、きまりを守らない人をどうすべきか。難しい問題、各人の哲学を雑に済ませるのも私はあんまり好きではなく、道徳でこう聞いたから、それが正解となられても。あるいは、娘の哲学を毀損することがあっても嫌だ。

とにかく色々、あー、いやだなぁ……と思ったが、そんな色眼鏡を娘に押し付けてもいけない。私が小学校はクソという態度をするのは、彼女の小学校という楽しみ環境を奪うことにほかならない。あーーー、そのあたりがもうめんどくさくてほんとにいやだけど彼女の楽しみは尊重する。すべき。なので頑張るが……。はー、早く娘が、娘と同じくらいのレベルのコミュニティに押し込まれて楽になんねえかなぁ。受験って、似たような人間が一つの棚に押し込まれることなのだから、楽する工程の一つなんだよなぁ。いい学歴とかそういう話とは別でさ。私は、結構生きるの大変㌠だから、せめて教養レベルは同じくらいの人といたいっすね。んで、娘にも用意したいと思うのは、わがままだろうけど当然じゃん。

そんなことを思う一日だった。あーーーー小学校……頑張らなきゃなぁ……私が。