sixtyseventh.diary

とりとめはない

2022-04-28 そして続きがあるのならば現在僕が演じるのさ

最終出社日だった。リモートなので始終家にいた。本当は昨日オフィスに何らかの挨拶をしに行くつもりだったのだが、風邪っぽいので断念。

退職メールと引き継ぎの案内、あと最後にまとめてワワとやる仕事、定例ミーティング、わたわた、という感じで最後まで仕事した感がある。月末はバタバタ、決まった仕事があるというのもあって、インターンさんにも色々頑張っていただいた。

区役所のときは辞める前ちょう暇だったし、その次の職場は辞めるとき凄い後悔したし、黒歴史職場は辞めるときせいせいしたし、なんか、退職ってよくわからんなと思う。

実のところ、今回辞めるのは転職するぞという思いがあったわけでもなく、スカウトが来て、なんか面白そうな事業、ユニークなベンチャーだから話聞いてみるか、がトントン話が進んだのである。事業ドメインのことを私は全く知らないし、でもその知らなさが却ってめちゃいいというか。面白がれる領域というか。広報としてのキャリアを考えるに、エンタープライズのBtoBのチャンスは逃せないかもしれない、とか。

会社辞めてえ!クソ!って思ったことは何回もあるし、転職するぞと行動したこともある。でも辞めなかったのは、会社で私がやるべきことをまだちっともなしてない、と振り返ってしまったからで。転職先として魅力的な会社があったとして、その魅せ方に魅入られているのであれば、現職の魅せ方は私がちゃんとやるべきなのでは。と。憧れている場合じゃないのでは、と。

それから、採用サイトをディレクションしたり、狙ったメディア露出をとったりして、自信がついたのは転職してもいいかと思えるきっかけだったかもしれない。一人広報でやりたいことはなんでもさせてもらったし、こだわりはなるべく、可能な範囲で曲げずに頑固にやらせてもらった。感謝してる一方、やりたいことをやる環境を築くために、信頼やアウトプットはこまめに蓄積した自分の結果だ、とも思っている。それが伝わる環境だったのは幸運だった。信頼をしている、と伝わったのだと思う。信頼はされることよりしていることが伝わる方が難しい。信頼すること自体も難しいし。

とにかく、辞めたいマインドで転職活動してうつるんじゃないのも、ラッキーな話ではある。自分はメンタルに左右されがちなので、辞めたいときはとことんネガティブで、自分を安売りして間違える。

次の会社で同じように活躍している、あるいはそういうふうに見えるかというと、なかなかそんな展望はない。全く知らない人の中で、知らない業界で、最初からまた広報を立ち上げていくのだから。それでも、ポジティブにやっていけそうなのは、現職の人びとを信頼できているからかもしれない。私にも、人を信頼する力があるのだなと。あと、彼らに落胆されたくないな、という張り合いもあるわけで。

まあそんなわけで、33連休をどうしよっかなーと思っている。

人生の重大コンプレックス、芸大コンプを晴らすためになんとかやっていきたいっすね! ひとのコンプレックスってほんと謎のところにあるわけですよ。東大出身者にはコンプレックス抱かないけど、芸大は抱くと思う、いまだに。だから自分で克服していきたいし、一生会社員じゃなくてもなんとかなる手段は常に探り続けたい。そもそも、会社に忠誠を芯から誓うのなんて私には難しいもの。自由に生きたい。