sixtyseventh.diary

とりとめはない

子どもに習い事をさせるのは大変(ピアノ2年目の所感)

上の子どもが4歳の頃からピアノ(個別指導)を習わせ、もう1年半になる。習い事をさせる、というのは親や園の先生以外との大人とのコミュニケーションの場をもたせる、ということでもあり、子どもにとって悪いことではないだろう。何の習い事か、彼女の性格を考えると「なんか"女の子"っぽいやつ」だと考え、バレエかピアノで悩んでピアノにした。当初私が先にピアノを習い始めていたが、私はピアノを辞め、彼女はピアノを続けている。集団ではなく個別指導にした理由もそれなりにあるのだが、長くなるので割愛。向いている方を選定した。

1年目は先生が優しかったというか、こちらもかなりのエンジョイ勢だったので家での練習をさせるでもなく、片手(右手)でド〜ソの譜が読める+弾ける+4分音符と2分音符が読める、というレベルになる程度だった。物覚えが良いことが分かったし、本人も習い事を楽しんでいるので別にそれでいいと思った。が、発表会で年上の子の演奏を見て、両手で弾きたい!と本人に目標が生まれる。確かに、「子どもでもあのように弾けるのだ」というのは子どもにとって挑戦したくなるのにいい経験なのかもしれない。

2年目はたまたま担当の先生が変わってしまったこともあり、なんとなく方針が変わる。毎日家で練習する圧力が生まれ(というか練習しないと要求水準に達することが難しい、要求水準が高い)、半年で右手は1オクターブの譜読み+左手の和音(2音・1曲辺り2種程度)をなんとかかんとか弾けるようになった。半年前は両手で弾けなかったところから練習を続け、家の練習でもしばしば「難しいから弾きたくない」「できない」とすぐ弱音を吐いていたところから、最近では「難しいから最初はうまく弾けない」という事実は事実で、練習していけば割となんとかなると彼女自身理解できるようになった様子。なので、難しいからできないと嘆くのをなんとかかんとか宥めて弾いていただく、という苦労はちょっと軽くなった。

が。毎日練習、とさらっと書いたが、低年齢の子どもにとってこれを「させる」のは結構めんどくさい。最近はゲームの前にピアノの練習という習慣ができたのであれこれ小言を言う前にやってくれるので「させる」こと自体はそんなに大変でなくなったのだが、「身になる練習」的なものが出来ているのかは毎日監督しないといけない(気がする)。放っておくと、練習を実はサボっていたり、変なリズムで演奏する癖がついていたりする。私だって大してピアノ弾けないのだが……。

とはいえ毎日しっかり見るのもめんどくさい。監督の手抜きとして、最近は、一人で練習をさせ、その後感想を聞くようにしてみている。「難しいと思ったのは何だったか」「楽しく弾けたのは何か」。まぁまぁ具体的なエピソードが出る分には一人で練習したのだろうと判断できるし、2日に1回位そばで見てればいいので監督も楽になる。

そう、習い事をさせるのは大変。じゃあやめるか、というには、得るものも(彼女にとって)あるだろうし、私も彼女を褒める機会が出来て助かる。習い事を検討する諸君には、「結構めんどくさい部分もある」と改めて認識し、一気に色々やらせないよう注意していただきたい。ま、一つくらいなら私程度でもやらせられるので大丈夫です。下の子もピアノのようなものをさせるのかは未定だが、勝手に弾いて楽しんでいるのでやはりさせるかもしれない。大変が増える。