sixtyseventh.diary

とりとめはない

2022-05-08 10/33

昨日に引き続き下谷神社は祭り。本社神輿渡御が山車で行われるのを、地元で眺めた。

近くに友人の実家(?)があり、屋上でバーベキュー。ホームパーティーといった様相。神輿や祭りの話をし、大いに飲む。食らう。神輿や祭りの話ってなんだよ、と思われる読者もあるかもしれないが、神輿や祭りの話は神輿や祭りの話だ。そういえば、昨日初めて気付いた、「肩入れ」するって神輿の片棒にか? ということに。片棒を担ぐ、もだが、なんだかあんまりいい印象で使われていない気がする。神輿の周りにはどうも正義と相対するものがあることになっているのだろうか。

随分飲んだのでゴロゴロして夕方、夜を過ごす。有意義な一日かは分からないが、下町らしい初夏の日曜日を過ごせて幸福ではある。

2022-05-07 9/33

今日はSアトリエのオリエンテーションが昼間にあったので、それに合わせて午前中から活動。下谷神社へ行く。

東上野二丁目

路端に町会神輿があると、初夏だな! と興奮する。新型コロナウィルスは下町から夏の到来を奪い去った。夏は到来せず、ただ、暴力的に日照りとマスクの蒸れをもたらすだけだった。今年は違う。

もう一生見ることは叶わないかもしれないと思った縁日

新型コロナウィルスの感染者数は都内ではいまでも4桁出ているし、とても収束しつつあるとは言えないが、ここにはQOLの問題がある。このまちにおける神輿は生活であり、季節であり。町会の中にはかなり気を払って担ぎ手を揃えているところもあるわけなので、外様にとやかく言われたくないという一心である。そんな私もForeignerではあるのだが。

昼ごはんを食べる時間をとれないまま銀座・Sアトリエへ。オリエンテーション

帰りに月光荘に寄り、画材等を買う。しかし物足りず、台東の田中金華堂にも寄った。金華堂はオリジナリティこそ筆くらいにしかないかもしれないが、画材の品揃えには舌を巻く。多分、いま台東区内でなくなったら困る店No.1だ。田中金華堂がなくなったら御茶ノ水に行かなくちゃならないし。御茶ノ水は、御徒町から・秋葉原から絶妙な距離で、歩くのはちょっと面倒なのだが、総武線にわざわざ乗るのもだいぶ癪なのだ。御茶ノ水にはあんまり行かない。ウォーキングにはいいが。

夜はピザ食ってビール飲んでデブ。明日頑張ろう。

2022-05-06 8/33

なんだかんだ今の所相当有意義な連休を過ごしている。

今日は予約していた「空也上人と六波羅蜜寺」の観覧に行くのだが、朝子どもを保育園に送り出すのに寝坊してしまった。酒を飲むとやはり目が覚めないらしい。

人がものすごく多かった。すでにチケットを買っていたのでそう並ばないで済んだが、入場は15分ほど並んだ。

空也上人像の周りは常にひとだかり

あまり見ることのない、体の正面に相対した感じや、真横の感じを眺められてよかった。照明の影響もあろうかと思うが、教科書か何かで見たよりも重厚で、何か、艱難の影が見えたようにも思う。図録ではもっと上人然としていたが……。顔の正面から見たときに、喘いでいるような表情だと思ったのが印象深い。繰り返すが、図録ではそんな印象は受けなかった。

総合文化展をざざっと見る。「色絵金彩象形香炉」が面白かったので描いてみることにする。

写真はこちら。

bunka.nii.ac.jp

平成館や東洋館は回りきれなかったが、いつも通り面白いトーハクなのであった。「琉球」展も見たいので、近いうちに再来予定。

昼は蕎麦とサラダ。本を読み、ちょっと昼寝して、封筒作業。それから夕飯やなんかは普通にとり、有意義な一日。

そういえば、高校の授業で網羅的にやったなぁ、科目は忘れてしまったけれど……と思い出す。中公新書組版で、現代の話がされているとなんとなく新鮮。日本のリベラルに希望を持てるかというと、どうなんだろう。個人的には、そこに賭けて政治を眺めるのは難しいかなという印象。

子どもはなぜ恐竜に詳しいのか! 恐竜に関する疑問多し。もう少し恐竜に詳しくなりたいと思った。

2022-05-05 7/33

今朝は随分寝坊してしまったし、今日やること/やりたいことも定まっていなかった。

子どもら(というか主に娘)が、日暮里の祖母宅に行くというので、気付いたら家でぽつねんとしている。ルンバをかけるためにちょっとだけ家具を避けたりして、気付いたら布団で寝ている。私は休みの日、どれだけだって眠れる。

夕方、息子とスーパーマーケットに出かける。彼は1歳7ヶ月くらいで、すこし言葉を覚え、でもコミュニケーションできたりできなかったりする。私が出かけようと靴下を履いていると「くったぁ?」と言って己の靴下を探しはじめる。でかけたいのだ、彼も。

海藻サラダと鮭の焼いたやつを出す。子どもが食べてくれると嬉しい。食べないと落ち込むので、料理はいつだって嫌いだ。

やっと読んだ。読もうと思って数年経っていた。感想や思ったことを夫と話していたらもうここに書きたいことはあんまりなくなってしまったが、小説として非常に素晴らしい出来であること(当然「付録」も含む)、インフラとしてもはや現代ではいつだって到来しえそうな「社会」であることなんかに感銘を受けた。高校生くらいで読んでもいいかもしれないし、読んでいまいちぴんと来なかったら5年後、10年後に読めばいい。あたかも共産主義批判のように見えて、その実、いかなる信条・思想でも起こりうる思考統制について考えてしまうこと、そして、いつの間にか自分の思考がウィンストンのようになってしまう/しまわぬよう距離を取ろうとする/あるいはなったとてなんだというのか、というような多重の思考プロセスを小説側が読者に維持してくる構成に恐れを抱いた。Double thinkを笑えない、怒れない、侮れない、それは文字に埋め尽くされた愚か者の社会を眼前にしているからだろうか? この小説はきっとまた読み返すだろう、一部であれなんであれ。

2022-05-04 6/33

もうすぐ連休始まって一週間かぁ。有意義に過ごさねばという強迫観念から、昨日突然決めた浜松行き。高校の同期が浜松で暮らしており、やや時間が空いているというので、とりあえず浜松行ってみるか! と行ってきた。その同期とは文化祭実行委員で戦い抜いたのである。いや、彼女は委員長で、自分より元気にやっていたんだよな。

いくつになっても富士山を見るとテンション上がる。

友人と駅前で喋りつつお互いの子どもがほどほどに仲良くしているのに安堵し、とはいえ乳幼児の親につきもののお昼寝タイムで惜別。浜松らしいものを食べたかったが、本当にどの店も混み合っていたので、渋々マクドナルドへ。敗北ですよ。

マクドナルドで昼食を食べ、浜松市楽器博物館へ。

大人の科学」か何かで小さなテルミンを作って以来の、本物のテルミン

なんかすっごいシンセサイザー

楽器博物館に揃う古今東西の様々な楽器を眺めるのはとてもおもしろかったが、ほとんどの音色がわからなかったのが残念。鳴らせないにしても、サンプルの音がわかったらいいのに……。そんなフラストレーションもあり、入館料は若干割高に感じてしまった。とはいえ、古今東西古今東西っぷりは圧巻。小さなものから大きなものまで、猿から進化し、爾来、人間は音を奏でずにはいられないのだ。そうか、それで……と何か考えた気もするのだけれど、すっかり忘れてしまった。

帰りはのぞみでのんびり帰る。「静岡麦酒」というサッポロビールの限定ビールを飲んでいたらすっかり眠くなって寝てしまった。娘は行きも帰りも角川つばさ文庫を読んでいたし、寝なかった(ようだ)。